医療安全管理体制の基準(医科点数表の解釈):H28年4月版

病院の医療安全|インシデント・アクシデント事例

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病院においての ”医療安全管理体制” については、「医科点数表の解釈」内で以下のように記載されています。
各病院では、 ”医療安全管理体制” を満たすよう努力が必要です。










医療安全管理体制の基準(医科点数表の解釈):H28年4月版




【医療安全管理体制の基準】


①当該保険医療機関において、医療安全体制が整備されている。

②安全管理のための指針が整備されている。
安全管理に関する基本的な考え方、医療事故発生時の対応方法等が文書化されている。

③安全管理のための医療事故等の院内報告制度が整備されている。
院内で発生した医療事故、インシデント等が報告され、その分析を通した改善策が実施される体制が整備されている。

④安全管理のための委員会が開催されている。
安全管理の責任者等で構成される委員会が月1回程度開催されている。

⑤安全管理の体制確保のための職員研修が開催されている。
安全管理のための基本的考え方及び具体的方策について職員に周知徹底を図ることを目的とするものであり、研修計画に基づき、年2回程度実施されることが必要である。










上記文章の解釈




病院では、以下のような ”医療安全管理体制” を構築することが必要になります。


◆ 医療安全管理委員会の設置(月1回の開催)

◆ 医療安全管理指針の整備(文書化)
          ⇒ 医療安全管理指針(例)

◆ インシデントレポートの報告制度

◆ インシデントレポートの統計・分析・改善策の実施

◆ 職員研修の開催(年2回)